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手足症候群 [大腸癌]

カペシタビンの手足症候群は、内服開始後半年ぐらいからだんだんとひどくなってきました。
保湿クリームと、日中や寝ている間も手袋(といっても、パック入りで買った軍手)をつけっぱなし。
お箸はなんとか使える程度になってきて、保湿クリームからステロイド軟膏になって・・・。
ひび割れた感じとか、見ている方も痛そうでした。

錠剤も1回の内服量が6錠とか多かったこともあり、結構億劫になってきたみたいでした。
少しずつ顔つきも変わってきた感じがありました。
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経過〜その15 [大腸癌]

肝臓への転移の手術のあと、再度再発予防のための抗癌剤治療を行いました。
点滴などの選択肢もありましたが、大変そうなので
ゼローダ(カペシタビン)という飲み薬を選択しました。

ユーエフティー/ユーゼルと違い、食後に飲めばいいのですが、
錠剤の数が多いのと、一粒が大きくて、私はちょっと飲めないだろうなぁと思う程度でした。

父はなんとか飲んでいましたが、毎日飲むのはちょっと大変そうでした。
2週間飲んで1週間休みと、ユーエフティー/ユーゼルと同様に休薬期間がありました。

副作用としては手足症候群というのが特徴的でした。
2コース目ぐらいから手がてかてかと乾燥してきて、ぴりぴりすると言ってました。
5コース目ぐらいになると、冷たいものを触ったり、細かい作業をするのが難しくなりました。
指先の腹はすこしひび割れていました。
ビタミン剤が予防によいと、一緒に内服していましたが、効果があったのかどうか不明です。
先生は飲んでいるから、今ぐらいの症状で済んでいるのだと信じましょうと言ってました。
5コース終了ぐらいから、休薬期間が長くなりました。


副作用が楽になる、 抗ガン剤がよく効く食事

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経過〜その14 [大腸癌]

肝臓の転移を手術して2週間後に外来を受診しました。
退院後の経過も特に問題なく、外来受診時はほぼ普通にしていました。

顕微鏡の結果、癌の転移は間違いないこと、大腸癌の転移であったこと、今後も再発のリスクが伴うことなどが説明されました。
その再発のリスクを減らすために、今後も抗癌剤を薦められました。
ただし、みんなが再発する訳でなく、どの程度の期間再発予防の治療をするかは決まっていないので、抗癌剤をやらないで経過を見ることも選択肢の一つであるとのことでした。

本当に悩ましいです。
一度癌は再発している訳ですし、今後を考えると抗癌剤をやりたい気持ちもありますが、なにぶん「体力」「時間」「お金」がかかります。
再発しないかもしれない・・・と言われると、そちらに希望を持ってしまう自分たちもいます。
最終的には父が決めることですが、家族としてもすごく悩みました。

結局、飲み薬の抗癌剤をやることにしました。















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大腸癌術後の化学療法について [大腸癌]

大腸癌肝転移切除後の補助化学療法

治癒切除がなされたか、なされなかったかで分かれるでしょう。
非治癒切除の場合は当然、癌が体の中に残っていますから化学療法は必須です。
では、治癒切除がなされたら?

この辺はまだ難しいところみたいですが、おそらくステージ3の原発大腸癌の治癒切除後とおなじように行うのが良いのでしょうね。
またでてくる可能性を考えると、患者としては何かしら予防の治療はやっておきたい気がします。



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経過~その13 [大腸癌]

肝臓の手術は予定通り行われました。
手術は5時間ぐらいかかりました。出血もあり、輸血もしたとのことでした。
傷は多少痛そうでしたが、戻ってきてすぐに話もできました。
2日後から経口摂取も始まり、1週間後には食事も普通に食べることが出来て
結局予定よりも少し早く術後10日で退院となりました。

顕微鏡の結果は外来でとのことで、その後のことは特に相談もなく行ったん退院しました。
大腸癌治療ガイドライン 医師用〈2010年版〉

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  • 出版社/メーカー: 金原出版
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  • 出版社/メーカー: メディカルレビュー社
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セツキシマブ ( アービタックス ) [大腸癌]

昨年夏頃に日本でも認可された新薬です。
海外では以前から使われていたようですが、日本でも使用例が増えてきて
新しい本もでたようです。

大腸癌治療におけるセツキシマブ(アービタックス)のすべて―国立がんセンター東病院の実臨床

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大腸がん手術後の生活読本

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経過〜その12 [大腸癌]

3ヶ月が経ち、また、検査の時がやってきました。
CTと血液検査でした。
結果は肝臓の転移はやや小さくなっているとのこと。
また、肺やおなかの中に他に新しい病気はないとのこと。
他に癌が出てくる傾向がなさそうなので、肝臓の転移は手術でとりましょう
とのことでした。

再度2週間程度入院して手術をすることになりました。
抗癌剤も効いていたようだし、手術で取りきれそうだということで、安心しました。
その2週間後、手術のために再び外科病棟に入院となりました。
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きょうも、おいしく―大腸がん術後の体験談&レシピ

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経過〜その11 [大腸癌]

入院し、行った抗がん剤はFOLFILI(フォルフィリ)という点滴方法でした。
レジメンというらしいです。
3種類の抗がん剤の組み合わせで、48時間かけて点滴をする。

初めてとのことで、入院で、腕の点滴から行いました。
点滴の最中は特にこれといったこともなく、2日間が何となく過ぎました。
ご飯も食べれたし、手術のあとに行った飲み薬みたいに
時間とか面倒くさくないし。
抗癌剤の点滴なので、腕の点滴がずれたり、漏れたりするのは良くないと
注意が必要なだけで。それほど大変ではなかったみたい。

特に困ることなく、予定通り2泊3日で退院となりました。
その後は2週間後に再度入院して、胸にポートと呼ばれる
点滴用の土台を植え込む手術を受けました。
1時間ぐらいかかったかな。
あとは、抗癌剤がボトルにつめられていて、これを胸に刺して
退院です。
ボトルからは48時間かけて少しずつ、抗癌剤が血管のなかに
流れているみたいでした。
点滴が終了したら、基本的に自分で抜きますが、1回目だけは
外来で看護婦さんと抜いたみたいです。

こんな治療を2週間に1回やって、時々気持ち悪いとか、言ってましたが
あっという間に3ヶ月が経ちました。

外来には週に1回程度行っていましたが、家族とともに、特に症状もなく
平穏に過ぎてゆきました。
がんが再発していると言われているけれど、手術のときとは違って
あまりばたつくこともなく、日常がただ、過ぎていきました。
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化学療法 [大腸癌]

化学療法と一概に言いますが、肺炎などの感染症で抗生物質を投与することも化学療法というようです。
癌に対する抗癌剤治療も化学療法の一つです。
選択毒性という目的が同じのようです。(難しくて理解するのは大変ですが)

抗癌剤は基本的に細胞のDNAの合成や働きを抑えることで、癌の抑制をはかるものですが
当然正常の細胞のDNAも侵すので、副作用と付き合わなくてはなりません。
いろいろ工夫されているようですが、副作用のない薬はないとされるように
副作用の全くない抗癌剤は当然存在しません。

また、抗癌剤は概して高価です。
多くの薬の開発が行われていますが、開発費、治験費などお金がかかるため
それを回収するために高価にならざるを得ない。

この先も多くの薬が出てくることは間違いないですが、今まで以上に安い薬はないでしょうから
世界的に医療費はどうなっていくのでしょう?
お金を持っている人とそうでない人と治療が変わる時代が来てしまうのでないか。
完全な自由社会では市場の原理に従ってしまうのはしょうがないのかもしれませんが
気持ちの上では納得いきません。
研修医・看護師・薬剤師のためのまちがいのない抗癌剤の使い方―抗癌剤を毒薬にしないために

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経過〜その10 [大腸癌]

手術のあと、ちょうど1年の定期検査の予定が入りました。
採血、レントゲン、腹部エコー、腹部造影CTがありました。
その後検査結果を聞くために、家族で外来を訪れました。

結果、肝臓に陰があるといわれました。
2センチぐらいの小さなもので、確定診断はできないが、
術前の検査では移っていないものが、新しくできていることから
転移と考えて対応するとのこと。
まずは3ヶ月ほど抗がん剤の治療をやってから、再度検査して
他に転移が確認できなければ手術も考えるとのこと。
PET検査の話なんかもありました。

手術のあとも、特に困ることなく生活してきたし
特別症状がある訳でもなかったので、びっくりしました。
父がこのときどう思っていたかはわかりませんが、
私も母もショックを受けて、黙っていたけれど
父は
「お任せするしかないな」
と、受け入れていたようでした。
そんな父の態度に逆に励まされました。

その1週間後、初めての抗癌剤治療のため、入院となりました。

大腸癌治療ガイドラインの解説 2009年版 大腸癌について知りたい人のために 大腸癌の治療を受ける人のために

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